三月同期会
トンマ タロー
麗らかな春光を浴びながら、バス停まで約二キロの道をぶらぶら歩いてみた。
このひと冬家の中に閉じ篭っていたせいか脚力の衰えに愕然とした。
ゆっくりゆっくり歩いていたというのに、2,3分もすると下肢がしびれ、次第に痛みが強くなって歩けない。
しばらく休んでまた歩き出す始末。25年前の腹部大動脈閉塞症の時と同じ症状だ。本当に悲しくなってしまう。
だが、今日は年一回の同期会である。なんとしてもバス時間に間に合うようにと、必死になってようやく到着することができた。
家を出るとき春の息吹をカメラに収めたいので持ってきてくれと家内に頼んだのだが、「今日は飲むのだから止めておきなさい」と断られてしまったが正解であった。(カメラどころではなかったのだから)
さて、わが同期会場は、新潟第一ホテルである。
生存者52名のうち出席者はわずか14名、欠席者が38名とはさびしい限りである。
飲んでも唄ってもさっぱり気勢が挙がらない。
アメリカの空爆のせいかも知れない。毎日のテレビ放映を見ていると大東亜戦争の暗い記憶が蘇えってくる。
一日も早く平和が戻ってくるのを願って止まない。
○ 春の闇 バグダットの空朱に染まる
○ 春浅し 戦火の中の幼児の瞳
○ 春耕や イラクの平和祈りつつ
![]()

