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医療従事者も間違いが前提?

れんげ
2003.12.17

12月17日付け「新潟日報」朝刊22面に30歳の新潟市民病院の「命みつ めて」を読んで、違和感を持った。
このところ医療ミス、医療過誤が 余りにも多いのに懸念と危機感を抱いていた。
高齢期にある私にとって、昨今の「自己決定」・「自己責任」が厳しく問われる国の政策と社会世相が私自身にも向けられているからだ。
ところで12月17日付きの紙面の一部を引用すると「医療の大前提で ある『安全』。これまで過ちの原因は個人に帰されてきた。
しかし、 現在は『人間は間違う』という前提に立ち、システムを整えることで ミスを防止しようと取り組んでいる。」とその取組みの内容とシステ ムの紹介が登載されていた。
医療に従事する医師、看護師等、人命を担う業務には、「人間は間 違う」ものという一般の社会通念を超えた「医の倫理性」が求められているのだ。100%医療ミスはあってはならないことは、多言を要し ない。記事の内容は一見、医療機関、医療従事者として、このように 配慮してます。一生懸命なんだと、強調と広報をしたいのだろうが、 「医療従事者としての医の倫理観を欠いた、一人よがりで、独善的 ではあるまいか。」、医療ミス防止システムを構築し、運用するのは 、これまた、人間なのだ。完全とは言い切れない「システム構築」によ って、いやしくも、医師等医療従事者としての「個々人の責任」の所在 が曖昧化されることを危惧する。「新潟市民病院」は新潟市における 基幹病院で、先導的役割を果たしている医療機関であるだけに、本末転倒の風潮、誤解の拡がりを生じかねないことも考慮されてしかるべきだ と考える。
医療従事者が患者の立場で万全を希求することを望む。